最近、スーパーで米を買うたびに「高くなったな…」と感じていませんか?
家計を支える主食である米の価格がじわじわと上がっており、ニュースでも「米価高騰」の話題が取り上げられることが増えています。
では、実際にご飯一杯あたりのコストはどれくらいなのでしょうか? 普段何気なく食べている白米の値段を計算してみたら、意外な結果になりました。
ご飯一杯のコストを計算してみた
現在、スーパーで販売されている一般的な国産米(5kg)の価格は 約3,500〜4,000円。
この価格をもとに、1杯分のご飯のコストを計算してみました。
ご飯一杯、いくら?
- 1合(約150g)の米から炊けるご飯は 約330g(茶碗2杯分)
- 5kgの米 = 約 33合分(66杯分)
- 1杯あたりの価格は…
- 3,500円 ÷ 66杯 = 約53円
- 4,000円 ÷ 66杯 = 約60円
つまり、 ご飯一杯のコストは約53〜60円!
これは高いのか、安いのか…?
たとえば、コンビニのおにぎり(約150円)と比べると 約3分の1の価格。
でも、以前と比べると 確実に値上がり しています。
ご飯は本当に高い? 他の主食と比較してみた
ご飯一杯のコストが 約53〜60円 だとすると、他の主食と比べてどうなのでしょうか?
他の主食とコスト比較
主食 | 価格 | 1食あたりのコスト |
---|---|---|
ご飯 | 5kg 3,500〜4,000円 | 53〜60円(茶碗1杯) |
食パン | 1斤(6枚)200円 | 約33円(1枚) |
うどん・焼きそば・ラーメン | 3食入り100円前後 | 約33円(1食) |
パスタ | 500g 200円 | 約40円(1食100g) |
こうしてみると、ご飯が一番コストが高い ことが分かります。
特に、うどんやパンと比べると 約1.5〜2倍 の差があるんですね。
5kgあたりの米価格はどう変わった?
「最近、米が高くなった」と感じるのは、実際に 価格が大幅に上がっている からです。
過去との比較
数年前(約3年前):5kg 1,500円
現在:5kg 3,500〜4,000円
その差 → 約2.3倍の値上がり!
1杯あたりのコストに換算すると、
昔:22円 → 今:53〜60円
ご飯1杯のコストが2倍以上に!
我が家のリアルな実感
夕食は大人2人で米2合。ざっくり200円以上かかる計算です。
でも、麺類の日は3食100円前後。半分の価格ですんでいます。
主食を見直すだけで、意外と大きな節約になるんです!
こう考えると、「たまに主食を変えるだけで、かなり節約になるのでは?」と感じるようになりました。
米のコストを抑えるなら「主食の代替」と「おかずの工夫」がカギ!
米が高騰している今、一番手軽で満足感をキープしながら節約できるのが 「主食をローテーションする」 こと。
さらに、「おかずのバランスを変える」ことで、自然とご飯の量を減らせます。
ご飯の量を減らす「おかずの工夫」
野菜を多めにする
- 野菜たっぷりのスープや炒め物 を増やすことで、ご飯を少なくしても満足感アップ!
- 例:具沢山味噌汁、ラタトゥイユ、野菜炒め、蒸し野菜 など
たんぱく質をしっかり取る
- 肉・魚・豆腐・卵 などを意識して増やすと、腹持ちがよくなる
- 例:ゆで卵を1品追加、豆腐や鶏むね肉でボリュームアップ
おかずだけでも満足できる味付けにする
- 濃い味のおかずはご飯が進みやすいので、おかず自体の旨味を活かした味付けにすると、ご飯の量を抑えつつ満足感を得られます。結果的に米の消費を抑えられるだけでなく、健康面でもメリットが。
- 例:炒め物は塩を控えめにしつつ、出汁やスパイスを活用してコクを出す、味噌汁の味噌を少し減らしても具材の風味を活かす など。
おすすめの「主食代替」アイデア
朝・昼はパンや麺、米は夕食だけ
- 例:朝は トースト(30円)、昼は うどん(33円) にするだけで、ご飯1杯(60円)より節約に。
- 1日50円節約 → 月1,500円の節約!
夕食も「米なし献立」にする
- 例:お好み焼き、パスタ、シチュー+パン、炒め物+春雨 など
- 週2回「米なし献立」にするだけで、月400円の節約!
米の「かさ増し」テクニック
- 白米に 雑穀・もち麦・押し麦を混ぜる → 栄養価UP&満腹感UP!
- 例えば「白米8:もち麦2」なら、コストを10円程度抑えられる。
どのくらい節約できる?
例えば…
- 1杯(150g)→ 130gに減らす
- 1ヶ月で米500g分節約(約350円)
- 1回あたり 50円の節約 × 8回 = 月400円の節約!
- ご飯の量調整と合わせると、月1,000円以上の節約も可能!
「主食を変える or 減らす」と言っても、食事の満足感が下がると続かない…!
そこで 「おかずを充実させる」 ことで、ご飯の量を減らしても満足できる食事にするのがポイント!
今回の計算は 一人分 でしたが、家族の人数が増えるほど節約効果はさらに大きくなります!
まとめ ー 米の値上がりにどう向き合う?
米の価格は確かに上がっていますが、ちょっとした工夫で負担を減らすことは可能です。
「主食のバランスを見直す」や「おかずでご飯の量を調整する」など、無理なく続けられる方法を取り入れることで、食費を抑えつつ満足感のある食事が実現できます。
普段何気なく食べているご飯のコストを知ることで、食費のコントロール意識も高まり、新しい発見があるかもしれません。
この機会に、ぜひご自身の食費を見直してみてはいかがでしょうか?
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